
池坊の誇り 旧七夕会
1626(寛永3)年、今から400年前の京都。
寛永文化サロンを牽引していた後水尾天皇の、二条城へ行幸する豪華絢爛な9,000人もの行列が京の街を湧かせました。
後水尾天皇が宮中で開催した「七夕立花会(たなばたりっかえ)」が旧七夕会のルーツです。
後水尾天皇は立花に熱中され、多い年で約30回もの立花会を宮中で開催し、自らも立調されました。その指導役として活躍されたのが“立花の大成者”である池坊専好(二代)でした。
以来、池坊は後水尾天皇が愛した立花の伝統を守り、江戸時代初期に六角堂へ場所を移して行われることになった「七夕立花会」は、江戸時代を通じて京都の歳時記として有名で洛中の町衆に愛されました。
明治の世となり節句が廃止された際も当時の家元 池坊専正は、後水尾天皇の遺徳を偲び「旧七夕会(きゅうたなばたえ)」と名称を改め継続し、その後も今日まで引き継いでまいりました。
華道家元池坊は
江戸時代から続く最大最古のいけばな展「旧七夕会池坊全国華道展」を
本年も開催いたします。

「第三代将軍徳川家光による後水尾天皇への饗応を再現」
世界遺産・二条城の国宝 二の丸御殿(2016年開催)
池坊専好次期家元 作
撮影:大道雪代
見どころ
華道家元四十五世 池坊専永、次期家元 池坊専好、青年部代表 池坊専宗はじめ、池坊の華道家によるいけばなを、期間中、約950作展示します。後水尾天皇が愛した伝統の「立花(りっか)」をはじめ、「生花(しょうか)」や「自由花」など現代人の感覚でいけられた「最も古くて最も新しい」いけばな展を、ぜひ、ご覧ください。



ポスターデザインについて

このポスターに描かれた六角形 の紋様は、「手」「水際」「器」を象徴して います。これは、花をいける人の姿そのものの現れで、池坊のいけばなに込められた 精神を映し出しています。
デザインを手がけた北原和規氏は、「花のように生きる皆さんが、いつでも池坊に立ち帰ることができる普遍的なシンボルとし て、この六角がここに在る」と語ります。
関連企画
開催概要
入場料
1,000円(税込)
※2会場共通
※高校生以下無料
ミニいけばなワークショップ2025
華道家元池坊の講師による本格的ないけばなワークショップが気軽にお楽しみいただけます。
【開催日】
5/22(木) 午後2時~/午後5時30分~
5/24(土) 午前11時~/午後2時~
5/25(日) 午前11時~/午後2時~















